白寿パーティー
新潟の音楽界とフルート界を背負って来られた須貝先生の百寿のパーティーが、昨日賑やかに行われた。
須貝先生ご夫婦は共にお元気なご様子。
こんなにめでたく感動的なパーティーに出席したのは初めてだった。
そのお姿は神々しく凛とされ、神々に選ばれし屋久島の縄文杉を思い出さずにはいられなかった。
孫弟子である私は、よく榎本先生から厳しい先生であることを聞かされていたので、須貝先生のお姿を拝見するだけで緊張した。
それは今でも変わらない。
そっと静かに寄り添っている奥様の姿も素敵だった。
「あ、うん」の呼吸で、お互いをみるでもなくフォローし合う美しいご夫婦の姿が、長年連れ添っている歴史を感じさせた。
集まられた方々が、異口同音「どうやったらご夫婦で長年連れ添っていられるのだろう」と話していた。
須貝先生のなさることを奥様は静かにご覧になっている。
その静かで何でもない幸福感が、須貝先生にまた新たな創作意欲を掻き立てるのだろう。
昨日頂いた
『打楽器とフルートの共演の試み』の楽譜。
二題入っていて、両方共日本に伝わる美しいメロディーのどこか懐かしい曲。
1曲目は、アルトフルートと打楽器で 遠くに雷鳴の轟く日本の美しい里山の夕暮れ。
2曲目は、フルートアンサンブルと打楽器で 楽しそうに集う村人の花祭りの様子。
この創作意欲が先生にエネルギーを与え、奥様に見守られ、奥様を見守る。
それはきっと神々から祝福を受けている。
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